「はぁ・・・なんなの?これ」
私は独り言をブツブツ言いながらステージ裏の奥に入っていく。
ステージ裏の会場を映すモニターは電源が切られていて、会場の様子がわからなかった。
しかも私以外誰もいないし。
なんだか不気味。
そうして私が辺りをキョロキョロとしていると、誰かの足音とともに人影が見えた。
だんだんとシルエットがよく近付いてきて、顔がわかるくらいになった。
私の・・・大好きな人だ。
その人が私の瞳に映りこむ。
私は思わず微笑む。
「将さ・・・「さぁ、これからスペシャルサプライズがはじまりまーす!!!」
私の声をかぶせて会場からMCの声がした。
これからスペシャルサプライズが始まるんだ。
私もスペシャルサプライズの内容を知らないから見てみたい。
なにが起こるんだろう。
私は将さんの横を通り抜け、ステージを見ようとしたが、将さんの手により、それが阻止された。
え?将さんどうしたの?
「将さん・・・?」
私は将さんの瞳を見た。
将さんの瞳は真剣そのもので・・・
私はその瞳に吸い込まれそうになった。


