「いいから、本当時間ない!
ヤバい!8時40分!
あと5分!走るよ!」
そう里沙が言うとまた三人は私の手をとって走り出した。
ってか、今私8cmのヒールはかされてんだよ!?
走れるわけないじゃん!
ていうかなんで私はしらせれてるの!?
そう思いながらも必死に廊下を駆け巡る。
そして走ること3分、ステージ裏の入口まで来た。
私が入ろうとすると彩夏が私の肩をつかんだ。
「待って。」
彩夏はそういうとポケットから何かを取り出した。
そしてその何かを私の首にかけた。
パールのネックレスだ。
なにかパールの先端に黒いものが見えた。
まあ、いい。
きっと影かなにかだ。
「はい!」
そう言って3人は私に微笑んだ。
3人の瞳は美しく澄んでいて、何かを企んでいるようなそぶりはなかった。
私もわけがわからないがつられて微笑んだ。
が・・・信じた私がバカだったのかもしれない。
次の瞬間、3人はニヤリと不適な笑みを浮かべ、ステージ裏へ私を押し入れた。
私はヨロヨロとよろける。
私が体勢を立て直し、振り返ったときにはもう時既に遅し。
ステージ裏のドアは閉められ、外から鍵がかかっていた。


