私は引きずられながら、控え室に連れて来られた。
廊下には私の引きずらた跡であろう二本の曲線。
「これ、着なさい!」
真奈にドレスを突き出された。
「はぃ・・・?」
私は突き出されたドレスを見て一言。
だってこの二文字しかでてこないんだもん。
「いいからはやく!!
時間ないの!!」
普段は怒らない里沙からも大声をだされ、渋々着替えはじめる私。
着替えが終わると、メイク室の鏡の前に座らせられ、里沙が私の髪をまとめはじめる。
「え?
なんで!?」
私は鏡越しに里沙の目を見る。
「いいから黙って!」
また里沙にぴしゃりと言われてプチショックを起こす。
里沙は私の髪の毛をトップでお団子にし、ティアラをつけた。
髪型が完成して何をしているのか里沙に聞いたけど、無視をされて彩夏にバトンタッチ。
彩夏がいきなり私の肌に下地を塗りはじめる。
普段は私はノーメイク。
「なんでメイクとかしてんの!?彩夏!」
私は彩夏に大声で尋ねた。
「いいから!
喋らないで!やりにくい!」
そう言ってファンデを塗ったり、チークを塗ったりする。
「よし、できた!!」
彩夏がグロスを置く。
そして“できた"らしいメイクを鏡でみた。
思わず絶句。
声を搾り出す。
「化粧濃い!!!」


