「デートした日さ、電話したじゃん?
お前が好きな人と。
俺も話したじゃん?
あいつさ・・・お前のこと“彼女にする予定"って言ってたぜ?」
慶太はそう言うと私からはなれ、ニヤリと笑った。
はぁ?
何こんなときにかぎって冗談言うの!?
「な、なななにいってんの?
ていうかなんで私が将さんのことすっ・・・ひゃあっ!?!?」
私が話している最中に誰かに腕をひかれ、そしてその誰かに後ろから抱きしめられた。
なんだろう、この安心感・・・。
私は首をまわして誰かを確認した。
私の目に好きな人が映りこんでいた。
「将さっ・・・!」
将さんの表情は少し恐ろしく、慶太を睨んでいた。
そして将さんが口をひらいた。
「ふーん。
コイツが白岡慶太・・・ねぇ?
樹菜。」
将さんはそう言って私の頭に顎をのせる。
ひゃぁぁああっ!
心臓のバクバクがとまんない!
だき、だき、抱きしめられてるとか!?
体温が急上昇していく。
私の体内の水分が全て沸騰しちゃうんじゃないかってくらい熱い私。


