私がモニターで今さっきでていったモデルさんを見ていたら、私の視界が真っ暗になった。
ん!?
誰かに目をふさがれた!
私は焦りを感じ、抵抗しようと思った瞬間に誰かの声が耳に届いた。
「だぁれだ!」
・・・この声は・・・
最近1番会いたくない人だ。
「慶太・・・」
私は慶太だと確認すると慶太の両手を剥ぎ取った。
そしてくるっと回って慶太を睨む。
そんな私とは対象的ににこりと微笑んでいる慶太。
「よっ!」
慶太は片手をあげて言った。
コイツ・・・あの日のこと、忘れたの?
私は睨むのをやめなかった。
「なに?」
私はいつもよりワントーン声を低くして冷たく言い放った。
そんなことを私がしても全く意識していないのかまだにこりと笑いながら口をひらく。
「あのな・・・」
慶太は小声で言いながら、ちょいちょいと手招きをする。
耳をかせということなのだろうか。
私は慶太の口に耳を近づけた。
そうすると慶太の息を吸う音が聞こえて、慶太が話し出すのだということがわかった。


