―――――――――6時半
ステージがパァッと明るくなる。
意外にも高校生とかもいる。
よしっ、空席はない!!
音楽がガンガン流れる。
パッとシルエットが大画面のスクリーンに映し出される。
愛美ちゃんだ。
次の瞬間、愛美ちゃんのキレイな顔が大画面に映し出された。
歓声が耳をキーンとさせる程聞こえた。
愛美ちゃんは手をふりながら、堂々となんの迷いも感じさせずに歩く。
羨ましいくらいに堂々としているのを、私はずっとステージの裏で見ていた。
ステージの裏では文化祭みたいな雰囲気でヘアーメイクアップアーティストやメイクアップアーティストさんたちが最終確認をしていた。
私は会場の雰囲気をモニターで見ていた。
「樹菜さん!
このリボンとります??」
また呼ばれた。
私は駆け足でむかう。
「このリボンはあった方がアクセントになって目をひくと思うので、あったほうがいいと思います。
あ、モデルさんリボンはバックにあるんで、1番奥でポージングするときは一旦ターンしてください」
私はモデルさんの目を見た。
私みたいなまだまだの高校生にモデルは“うん"ではなく“はい"と言ってくれた。
「あ、次出番ですね、
頑張ってください」
私はモデルさんの背中をポンポンと叩いた。


