「あー、暗くなってきたな。
次で最後にするか」
私は空を見上げた。
うん、星がすこし明るく見えるようになってしまっていた。
“キスのフリプリ事件"の起こった直後、私はむすっとしていたが、もう一回ジェットコースターに乗ったらそんな不機嫌なのはどっか飛んでっていた。
我ながら、単純なヤツだ。
「うん、そうだね。」
私は慶太を見た。
ラストは何乗ろう。
私はパンフレットを広げたが、乗り物はほぼ全て制覇してしまっていて・・・。
私は唸った。
「慶太ー、どうする?」
私が慶太の顔を見ると、慶太もこちらを見た。
私がそう言った瞬間慶太はニヤリと口角をあげた。
なに、その不気味な笑みは!
私が生唾を飲み込むと、慶太はある乗り物を指差した。
「ラストは・・・やっぱあれっしょっ」
私は慶太の指先を辿った。
あれは・・・!!
「観覧車??」


