「ていうか、何を?」
彩夏が私の目を見てくれた。
「将さんへの気持ち・・・?」
なのかな。
自分は答えをだしている。
“好き"という答えを。
「好きなんだよね?
将のこと」
里沙が私に問い掛けた。
私は頷く。
里沙は将さんのことを“将"って呼び捨てできるんだよなぁ・・・。
羨ましい。
私もいつか・・・いつか・・・いつかだけど名前で・・・呼び捨てで・・・自然に・・・
“将"と呼びたい。
「なら今すぐにでも」
真奈がいう。
「好きだけど・・・
なんか怖い。
自分の口から変なこと言っちゃいそうで・・・怖い」
私は俯きながらいった。
最後の一文は真っ赤な嘘だ。
“変なこと言っちゃいそうで・・・怖い"???
なんだそれ。
そんな理由じゃないだろう。
ただ私は・・・、
勇気がないだけ。
人に批判されそうで、告白ができない。


