一瞬、ドキリと心臓が飛び上がった。
一気にまた焦りへと逆戻り。
顔が暑くなっていく。
「えっと・・・その~」
なんて言えばいいんだ?
まず、持ち主以外の部屋にはいることは間違いなのかどうかさえわからない。
言葉につまる。
「俺に無断でそんなこと・・・
だめだろ?」
私がしどろもどろになっていると、まるで小さい子を扱うように私の頭をなでた。
「お仕置き・・・目、閉じて」
は?
な・・・なんでオシオキ?
「私、おもちゃ7ヶ条守ってますよ!」
私は鋭い目つきを私なりにつくり、聖を睨みつけ抗議した。
「って言ってるくせに今、敬語じゃん。」
・・・?
私は頭を整理した。
そして数秒考える。
そして私の思考回路が一致した。
「あ」
しまった!ああ・・・もう逃げたい!!
でも・・・逃げたらなにされるか!!!
「はーい目ぇ閉じるぅー。」
聖は不敵な笑みを浮かべた。
あぁぁっ!
自分のアホ!バカ!
ある意味聖は私の行動をよめていたんだ!
まんまとそれにひっかかる私って・・・
正真正銘のバカッ!
あああぁぁぁあ!!
もとはといえば私が悪いんだ!
私は覚悟を決めて、私はぎゅっと目をつぶった。


