パラパラめくってても内容なんて頭にはいってこない。
字や写真を見つめる。
頭の中ではあのことがグルグルまわってる。
あーあ・・・なんか眠い。
私は真奈の部屋の時計を見た。
7時10分。
そろそろ帰ってくるかな。
私は雑誌を閉じて、立ち上がった。
そしてキッチンに向かう。
ご飯あっためなきゃ。
そう思って、さっき作った筑前煮をレンジにいれようとしたとき。
玄関のドアが開く音が微かにした。
私はとりあえずレンジをスタートさせてはや歩きで玄関に行った。
「おかえりなさい!」
玄関につくなり大きな声で叫ぶように言った。
「ただいま」
1番最初に靴を脱いでいた将さんが微笑みながら言った。
それからまだ皆が靴を脱いでいる途中なのを確認して、私をかるく抱き寄せ、背中をポンポン叩く。
私はその仕草に笑みがこぼれる。
思わず嬉しすぎて・・・鼻がツーンと痛む。
そうして将さんはリビングにはいっていった。
私は将さんについていこうと思ったけど、見られていないか心配になって、振り向いた。
ドクン・・・
私の心臓がいきなり音をならした。


