イケメンたちと胸キュンLife☆




ガチャリ・・・


ドアをゆっくり閉めきって安堵の息をついた。


次の瞬間、


何かゴツいものが私の口をふさいだ。


「!?」


一瞬、なにがおこったなにもわからなかった。


焦る私。


そしてなにより・・・


い・・息ができない!


だれかに後ろから手で口・・・抑えられてる!


苦しい・・・


私はどうしていいかわからず、とりあえず相手の手をタップした。


そして耳元に気配を感じた。



「樹菜?何してんだ?」


気配を感じた次の瞬間にはもう、耳元にセクシーボイスが響きわたっていた。


聖か!


「ぐ・・・ぐぶじぃ・・・」


聖だとわかると、とりあえず自分の今の焦りを伝えた。


なんて酷い発音なんだ。


もっと器用に喋れるはずだろ。


我ながら乙女とはいえない・・・。


「あ、ごめん」



そういって聖は手をはなした。




私は大きく息を吸った。




「く・・・苦しかったぁ・・」


私はほっと胸を撫で下ろし、聖を睨みつけた。

人を殺す気なのか!


冗談だったとしても力配分が間違っている。

そう思っていたら、聖が口をひらいた。


「で、将の部屋からでてきたけど・・・


何してたのかな?」



聖は私の目線に合わせてそういう。



まるで私に『チビ』とでもいいたげに。