イケメンたちと胸キュンLife☆


私はドアをたたいた。


「はい」


将さんの透き通るような声がした。


「えっと・・影山です」


そんな声に少しドキリとしながらも自分の名前を言う。


「はいりなよ。廊下、寒いでしょ?」



優しい声・・・


なんて入りやすいんだろう。



「し・・・失礼します」


私は静かに部屋にはいった。


「なんの用?樹菜ちゃん」


私の目の前に飛び込んだのは、黒ぶちの眼鏡をかけた将さん。


ギャップに驚く私。


「えっと・・・その」



私は言葉につまった。なんて言えばいいんだろう・・・・?



す・・・素直に言えばいいか


「将さんもすぐにおもちゃできますよ!」



私は両手でガッツポーズをしながらいった。


なるべく笑顔をつくった。


我ながら超直球。


嫌味におもわれないかなっと思いつつ、返事をまつ。


将さんが口をひらく。


「ありがとう」



そういった。そして将さんは笑った。




ちょっと驚いた。




『同情しないでよ』



とか、そういう言葉が返ってくるかと思ったからだ。




「じゃあね。樹菜ちゃん。わざわざありがとう」


また微笑みなおす将さん。



「っはい。お忙しいところ・・・申し訳ないいです・・・」


私は少し動揺しながらも頭を軽くさげた。



「気にしないで大丈夫だよ」



そう優しい言葉を聞いて将さんの部屋を出た。