「それでね・・・今のブランドのコンセプトは<夢と希望があふれる恋する人達のための服>。
ターゲットは若い人・・・
まああなたたちくらいよね。」
「恋・・・」
私はぼそりと呟く。
恋・・・かなえたいな。
「まあなるべくロープライスで。
このコンセプトにした理由は・・・
ほら、好きな人のためにオシャレってするでしょ?
好きな人の好みの服を着たい・・・。
でも私にこんなの似合わない・・・。
なんて心に鍵をかけてしまう人、多いじゃない?
そんな人達のための服を作りたいの。」
お母さんは真剣な眼差しでそう言った。


