私はベットの少し手前で立ち止まる。
「おせぇよ」
グッと手首をとられ、私はバランスを崩し、ベットに座りこんだ。
私は体制をとりなおし、聖を恐る恐る見た。
聖も私を艶っぽい瞳で見てくる。
そして聖は口を開いた。
「・・・お前は誰に泣いてるんだ?」
聖は私の髪を撫でる。
びっくりして鳥肌がザワザワとたつ。
「そんなに拒否られるとマジで俺傷つくんだけど。」
聖は私から手をはなし、ベットに両手をついた。
「お前は将のどこが好きなわけ・・・?」
唐突に聞かれた質問に驚く。
ついつい黙り込む。
「なぁ、答えろよ」
・・・怖い・・・
「樹菜?」
答えれば聖はキスなんてしてこない?
将さんの好きなところ?
聖にはなくて、将さんにはある・・・私が将さんを好きになった理由。
「・・・優しい・・・ところ」
小さく呟いた。


