イケメンたちと胸キュンLife☆



「樹菜・・・ちゃん」


将さんが言う。


私を気にかけている声だ。


将さんに心配かけたくない、そう思って口をひらく。喋らなきゃやってけない。


「あはっ・・・私・・・あの家から出入り禁止にされそうだなぁ・・・。」


私は声色をなんとか明るくし、おどけて見せた。


本当は今でた自分の言葉にビクビクしてるのに。


私がなんとか笑顔をつくっている。


そうしていると―――私の冷たい肌に何か覆いかぶさった。



温かい、将さんという人が。




胸が爆発するんじゃないかってくらい、心臓の動きが速い。


そうしていると、将さんの柔らかい声が私の耳をくすぐる。




「そんなの俺がさせないよ。



樹菜ちゃんと一緒にいたいから・・・。



俺、だから、色々頑張る。」


将さんの声はなんとなくかわいかった。



そして私はコクコクと頷いた。


絶対、将さんについてく。



絶対、将さんを裏切らない。信じてく。