思わず・・・頬に・・・
我慢していた雫がながれおちた。・・・
何なの何なの何なの・・・
また私泣いてるの?
そう思って唇を噛み締めた。
こんな自分が嫌い。
泣いてばかっりじゃん。
そうしていた次の瞬間――――将さんが立ち上がった。
そして私の方をむいた。
私は思わず肩が震えた。
将さんは何を思ったのか、目を見開き、眉を眉間によせた。
泣いてるのがばれた。
そう思ったときには、また私は走ってしまった。
また外に飛び出してた。
しかも今度は裸足。
もちろん傘は握ってない。
もう・・・やだよ・・・。
なにやってるんだろ・・・。


