珪は時々私に
 あげる素振りをするけど
 結局は自分で食べてしまう

 「宮下先生」

 中庭で座っている私達に
 女子教師がきた

 …確か、保健の

 「あぁ、槇原先生。」

 珪の愛想笑いが始まる