「授業は?」

 「…行くよ」

 「此処来てどうすんだよ」

 「うん。」

 「逃げてもどうにもならない」

 「…分かってる…けど……」

 「…嘘だよ。
 好きなだけ居ていい」

 珪は少し困ったみたいに
 微笑んで窓を閉める