白い足
 乱れた制服

 遊ばれた人形が
 放り出されたみたいに

 那香は、居た

 「……!那香ッ!!」

 触れた肌は
 冷たかった

 軽い体を抱き寄せて、
 抱き上げる

 暗い倉庫から光の元へ…


 …那香…!
 絶対…絶対俺が…
 守ってみせる……。

 静かな裏庭を
 俺は駆け抜けた