君、依存





 「来てないよ」

 「…そっか、ありがと」

 俺はそいつのすぐ横を
 静かに通り過ぎた

 強い嫌悪、威圧感

 きっと俺のことを
 良くは思っていないだろう

 一瞬だけ向けられた視線に
 何かを悟った