分かってた

 龍が私以外の
 沢山の子と…

 知ってた

 気が付いてた

 ただ


 信じたくなかったんだ…


 前から覚悟してた

 いつか今日みたいに
 確信を持ってしまう事…


 けど

 小さな僅かな

 微かな1%の可能性さえ

 信じてた


 龍は
 浮気なんかしてないって


 だからこそ
 こんなにも辛いんだ…



 願わくば
 龍のたったひとりの
 “特別”でいたかったから