君、依存




 ‐珪 side‐

 いつも通り、
 俺は朝の理科準備室で
 授業の用意をしていた

 朝の校舎は静かで
 窓の向こうの裏庭には
 生徒立ち入り禁止で
 物音さえしない

 無音の中だった

 大量のノートも、
 遂には残り1クラス分
 眼鏡を外しため息をつく


 …眠ってしまいそうだ。