君、依存





 女の後に、
 ガラの悪そうな男が
 4、5人現れた

 不気味に微笑んで
 私を下から上へと
 何度も舐め上げるように見る

 …逃げなきゃ、と
 何かを悟った

 数歩後退りして
 何かに躓いて尻をつく

 「別れなくてもいいよ
 どうせそのうち龍が
 片付けてくれるだろうし…
 それに、
 アンタだって一回
 傷めつけられたら…
 もう龍に会う顔もなくなるし」

 「………や…だ…っ!」

 忍び寄る男達