君、依存




 「ばいばい龍」

 「ばいばい。」

 女の子はすれ違いざまに
 私を見下すように、
 睨んでいった

 「掃除長かったな」

 「そう?」

 「結構。」

 さっきと同じ笑顔の龍は
 知らない人みたいだった