君、依存





 「那香!良いの?あんなの…
 早く行ってきなよ。」

 我に帰って、
 二人に歩み寄る

 「…龍……っ」

 龍は振り返って微笑む
 女の子とは
 目を合わせられない

 一緒で分かった。

 昨日の子だ…

 目線を合わせなくても、
 睨んでいるのが分かる

 「終わった?」

 「…うん」

 「じゃ、帰ろ」