君、依存





 「ぁ、の…何か…?」

 沈黙を破ったのは私だ
 校長は諦めた様に
 一枚の写真を出した
 写真は裏を向けられ
 何が映っているかは見えない


 「…今朝…
 この写真が校舎中
 至る所にまかれていてね。

 朝一番に来た職員に
 ある程度回収されたんだが…

 数人の生徒に見られてしまい
 学校中はその事実は
 噂で広まってしまった。

 もし職員内で治まれば
 厳重注意で
 終わらせたかったんだが…」

 少し先を詰まらせた校長に
 私は疑問を投げ掛けた

 「あの、
 何の話か分かりません…」