君、依存






 私は抜け出せたと思っていた
 龍への依存も
 愛されるために抱かれる
 偽りの行為も

 全部珪が居れば
 大丈夫だって…。

 けど、
 私は龍から
 抜け出すことなんてできない

 心は珪を愛しても
 私と龍の偽りの証拠は

 少しずつ、着実に
 疼きだしていたんだ