近くて遠い距離

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、もう夕方だ。

深紅さんが作ったお菓子はどれも美味しかった。

「ケーキ、ご馳走様でした。
どれもとっても美味しかったです。
こんな遅くまでお邪魔しちゃってすみません」

「こっちが呼んだのよー!
無理言って付き合わせちゃってごめんね。
良かったらまた来てね。
翼がいなくても全然OKだから~♪」

「ひでぇーな。 じゃ、俺 送ってく」

「いいよ、まだ そんなに遅い時間じゃないし」

「イヤだよ、俺んちの帰りに何かあったらヤだもん。
それに、無事 家に着くまで連絡待ってるのも苦手だし」

私は翼くんの言葉に甘える事にした。