近くて遠い距離

「部活の帰りにどっか寄るだけでも嬉しいと思うよ?
一緒にお茶するだけでも楽しいと思う」

「お前はそうなのか?」

「あたし・・・?」

「お前は翼と仲いいもんな。
翼の家族も公認なんだろ?」

「別に・・・そんなんじゃないよ」

「翼のお袋さんも、お前の事を気に入ってるって・・・」

「あたしの話なんてどーでもいいのよっ!
今は龍と彩の事でしょ!?」

思わずイラッとしてしまった私に、龍ちゃんはちょっと驚いてるみたいだった。

「一緒に出掛けられないんだったら、何かプレゼントでもしてあげたら?
女の子って突然のサプライズは嬉しいし、彩だってきっと喜ぶと思う」

「プレゼント、か・・・」