近くて遠い距離

何? 安心して自己完結?
聞いてるこっちがバカみたいじゃん!

「俺さ・・・ずっと剣道やってるだろ?
何よりもそっちを優先しちまうから、彩は面白くないだろうな、って思うんだ」

分かってたんだ・・・龍ちゃん。

「そう思ってるんだったら・・・
もうちょっと彩に時間を割いてあげたら?」

「でも部活は休めない・・・っていうより、休みたくない。
一日でも竹刀を握ってないと落ち着かないんだ、俺」

「その時間を少し彩に充ててあげたらいいんじゃないの?
毎日は無理でも、たまにはデートするとか」

「そう・・・だな」