店から出ると、外は薄暗くなって太陽が沈みかけていた。 「帰るか」 「そうだね」 やっぱり背……伸びたんだね。 並んで歩くと、見上げなくちゃ顔が見えないよ。 付き合っている時は、同じ目線だったのにね。 あれから2年しか経っていないのに。 それだけのことなのに、大知を遠い存在に感じるよ。