「マジで?よかった……。あのさ、買い物付き合ってくれない?」 「……買い物?」 「今日だけ頼む!真依子以外に頼める奴いなくてさ!!」 両手をパチンっと目の前で合わせて頼む大知。 「……うん。いいよ」 断る理由なんて、何もない。 あたしが小さく頷くと、大知は安堵の表情を浮かべた。