あたしは放課後、一人で屋上にやってきて澄み渡った空を見上げた。


この広い空の下に大知もあたしもいるんだね。


真っ白な雲がゆっくりと風に流される。


いつか、大知と一緒に空を見上げた。


あの時は、横に大知がいてくれたね。


だけど、今、あたしの隣に大知がいない。