「こっちが真依子で、こっちが俺。覚えてるか?」
「うん!覚えてるよ」
公園に入って、薄らと雪の積もったベンチを見つめる。
古くて今にも壊れそうなボロボロの青いベンチ。
右側が大知で左側があたし。
決めたわけじゃないのに、二人で来るといつもそうしてたね。
「うん!覚えてるよ」
公園に入って、薄らと雪の積もったベンチを見つめる。
古くて今にも壊れそうなボロボロの青いベンチ。
右側が大知で左側があたし。
決めたわけじゃないのに、二人で来るといつもそうしてたね。



