「お姉ちゃんは、いつだって唯ちゃんの味方だからね?」 「お姉ちゃん……ありがとう!」 ようやく明るくなり始めた唯ちゃんの表情に、安堵する。 だけど、すぐに問題が解決するはずもなくて。 自分の考えが甘かったと実感するのは、それから数日後のことだった。