大知と付き合って一カ月。あたしは部屋の扉を勢いよく開けた。 「だ~い~ち~!!起きろー!!」 ベッドの上にうつ伏せになって眠っている大知の耳元でそう叫ぶ。 「……――うおっ!!なに……?なんだよ……!!」 すると、大知は真っ赤な目を見開いてベッドから飛び起きた。 慌てる大知がちょっぴり可笑しい。