「イヤなの、4人揃っていなきゃ。
だからお兄ちゃん、お母さんに会ってよ。
会ってお母さんに認めてもらおうよ」
5年間の思いを今、全部お兄ちゃんにぶつけた。
私の気持ち、伝わった?
「雛那は何年経っても変わらず優しい子だね」
「お兄ちゃん…?」
「雛那がそこまで言うなら、母さんに会いに行くよ。
それで母さんに認めて貰えるように頑張るよ」
「お兄ちゃん、頑張って」
お兄ちゃんとお母さん…
どうなるかな。
お母さんはお兄ちゃんが居なくて寂しくなかった?
お兄ちゃんに会ったらお母さんは怒る?
それともお兄ちゃんに会えて嬉しい?
「今から母さんに会いに行ってくるよ。
雛那は…」
お兄ちゃんは私の手を見ている。
手…
よーく見ると私は海斗の袖を握ったまま。
「雛那は後からおいで、海斗、雛那をよろしく」
あっ…
お兄ちゃんにもしかして海斗が好きってばれちゃったかな…
最後にニヤって…人をからかうように笑ったもん。
だからお兄ちゃん、お母さんに会ってよ。
会ってお母さんに認めてもらおうよ」
5年間の思いを今、全部お兄ちゃんにぶつけた。
私の気持ち、伝わった?
「雛那は何年経っても変わらず優しい子だね」
「お兄ちゃん…?」
「雛那がそこまで言うなら、母さんに会いに行くよ。
それで母さんに認めて貰えるように頑張るよ」
「お兄ちゃん、頑張って」
お兄ちゃんとお母さん…
どうなるかな。
お母さんはお兄ちゃんが居なくて寂しくなかった?
お兄ちゃんに会ったらお母さんは怒る?
それともお兄ちゃんに会えて嬉しい?
「今から母さんに会いに行ってくるよ。
雛那は…」
お兄ちゃんは私の手を見ている。
手…
よーく見ると私は海斗の袖を握ったまま。
「雛那は後からおいで、海斗、雛那をよろしく」
あっ…
お兄ちゃんにもしかして海斗が好きってばれちゃったかな…
最後にニヤって…人をからかうように笑ったもん。



