高台に登るとそこは…
モミジが一面に広がっていた。
「モミジがイッパイ…」
「ここは俺がガキの頃に連れてきてもらったところなんだ」
海斗の子供時代…
可愛かったんだろうなぁ〜
私は柵のある所まで勢いよく走っていく。
「落ちないようにね」
後ろから聞こえてくる海斗の言葉は軽く流す。
「見てみて海斗!
あっちの方にモミジの下を歩けるような所があるよ」
「本当だ…
気付かなかった」
「行きたい!」
「わかったから。
帰りにその道を通るよ。
そんな事より…落ちそうで危ない」
「あはは…
ごめんなさい」
あまりにキレイな景色に興奮してしまった私。
柵から身を乗り出して楽しんでいた。
「なんだか今日の雛那ちゃんはいつもより“幼く”感じるよ」
「子供って言いたいの?」
「そんな感じかな?」
「私は海斗みたいに大人っぽく無いですよーだ」
私なんかまだ高校生で海斗より子供だもん。
別に海斗に大人っぽく見られたい訳じゃない。
だた…
海斗と同じ目線でいたい。
モミジが一面に広がっていた。
「モミジがイッパイ…」
「ここは俺がガキの頃に連れてきてもらったところなんだ」
海斗の子供時代…
可愛かったんだろうなぁ〜
私は柵のある所まで勢いよく走っていく。
「落ちないようにね」
後ろから聞こえてくる海斗の言葉は軽く流す。
「見てみて海斗!
あっちの方にモミジの下を歩けるような所があるよ」
「本当だ…
気付かなかった」
「行きたい!」
「わかったから。
帰りにその道を通るよ。
そんな事より…落ちそうで危ない」
「あはは…
ごめんなさい」
あまりにキレイな景色に興奮してしまった私。
柵から身を乗り出して楽しんでいた。
「なんだか今日の雛那ちゃんはいつもより“幼く”感じるよ」
「子供って言いたいの?」
「そんな感じかな?」
「私は海斗みたいに大人っぽく無いですよーだ」
私なんかまだ高校生で海斗より子供だもん。
別に海斗に大人っぽく見られたい訳じゃない。
だた…
海斗と同じ目線でいたい。



