私が教室から出ると、右側の廊下の隅であいつと二人の女が固まっていた。 私は気にせずに帰った。 そして、友達が待ってるところへ。 「どうだった?あいつら」 家で待っていたゆきは、笑顔で聞いてくる。 テーブルから見を乗り出して。 「一応友達とは思ってないって言ったよ」 「で?で?」 凄く笑顔すぎて困った。 「あとはよくわかんない。中途半端に終わったからさ」 本当に中途半端だった。