幼い私達 生きていくのに 私の選んだ場所 施設だった 目星は付けていた 普通に行っても 入れてもらえただろう でも 万が一を考え 私は 体を 傷だらけにした わざと転け 棒で 足と腕を 叩いた あざができるほどに そんな姿で 妹を連れ 施設に 足を踏み入れた 二歳の妹を抱えた 傷だらけの私を 見つけるなり 駆け寄って 優しく 包み込むように 受け入れてくれた