BLACK&BLUE〜私を助けたヤクザ〜

いるはずがないと思いながらも、ゆっくりと目をあけると目の前に弘さんがいた。



弘さんはあたしの腕をかなり強い力で掴んできた。



そのせいで包丁を握っていられなくなって、床に落としてしまった。






「ふざけるな!誰が勝手に死んでいいって言ったよ!」






そう言って、弘さんに力強く抱きしめられた。