しかし、その方法をどうしようか。
1人で悩んでいると、ふとある言葉が脳に蘇る。
『三途の川』
その言葉をキーワードに頭を抱えるとある考えが浮かんだ。
「これだ!」
勝ち誇ったように言うと、私は早速ハディスの所に向かった。
…………
冥界に辿り着くと、私はハディスの所にむかった。勢いよく部屋のドアを開け、ハディスの方を見る。
「ゼンさん…、あの、何度も言うんですけど…」
「ああ、分かってる。今回は別の用だ。」
ホッとしているハディスにむかって、私は自分の案を言葉にした。
「中山 優 を、殺してくれないか?」


