恋ノ神


その日はもう遅くて帰ってしまったが、次の日公園に向かうと、再び幸さんに会えた。

こんな良いことは今までなかったと思いながら、私は幸さんに駆け寄る。
それからも暇があればいつでもその公園に向かった。
幸さんは何故かいつもあの公園にいて、辺りをフラフラしている。
彼と出会って1ヶ月が経った今、私は恋が叶うと言われている神社から出ていた。

1ヶ月の間にいつの間にか幸さんが好きになっていた私は、ここでも自分に不幸が降り懸かる事を怖れて、あの神社に願った。

今まで一つの願いも叶った事がない私は、また失敗してしまうのかと不安になりながら鳥居を見つめる。

幸さんはクールで無関心さがとても目立つ人だけど、優しさが心配性として表れている所に私は惹かれていたのだと思う。
それは、私にとって初恋でもあった。

これだけでもいい、この願いだけでも叶えて下さい。


お願いします


神様