夜な夜な教会を探る…。


私は…。なにを探してるんだろう…。真っ暗な講堂…。結局、見つからない。






外に出ると綺麗な月が出ていた。





綺麗な月。






バサッ…。と影が指す…。首に温かい感覚。






気がつけばベッドの上、汗が落ちる。





「夢か…。やだな…。」





鏡を見れば青ざめた自分…。首にアザ。






忘れようと神学に奉仕…。没頭した。






マリー司教に呼ばれ、客間に行けば見慣れない神父。





「シーラ…。アレクセイ神父です。部屋へご案内して。」






「はじめまして。シーラと申します。アレクセイ神父。」





「よろしく頼む…。」




シャランと十字架が見えた。綺麗な青。
それに…。何かが暗がり…。





「シーラ!」






気がつけばベッドの上…。





「シーラ気がついたのですね…。よかった。」





「マリー司教様…。」





聞けば神父様が運んでくださったと…。後でお礼を言わないと…。
なんだか、とても眠い。
そのまま眠りに落ちる。