大聖堂は半壊し、生き残りったのは極わずか…。





赤いローブの大司教達は死の雨にやられ、エクソシストは死の雨に直撃。





白い天使は瓦礫に守られた。






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水天使は天界の水鏡を見ていた。






「地上の封印が解かれたようです…。」






天使達に報告する。






「皆に伝達しなければ…。」
風天使は使いを送る。






「彼も行くのですか?…。」






「地天使の貴方と火天使の彼は行かないわけには行きません。」






「彼には克かもしれませんね…。この戦いは。」





「もはや天界だけの問題ではありません。彼…。魔王は地界の扉を開けるでしょう。そうなれば地上は荒れてしまう。」






「火天使の剣が必要ということですね…。」






「神様は秩序と均衡を支えてきました。魔王が動くならば私達がやらなければなりません。」






「風天使は堅いですね。」クスリと地天使は微笑む。






「誉め言葉ととっておきます…。」
赤くなる風天使。






「彼は…。この戦いは…。終わらせなければならないでしょうね…。彼自身にとっても…。」






地天使は火天使を案じ水鏡を見つめた。