ジキルハイド症候群




化けの皮が剥がれたってやつだろう。


「なに、もしかして先輩達皆と寝た?」

「っ」


キャハハと笑う女に、あたしは、沸々と怒りが込み上げてきた。


―――パンッ


乾いた音が、教室に響いた。


「………ふざけんな」

「っ」

「お前等、何様のつもりだ?」


暴言を吐いていた女を叩いたのは、マリモだった。


「っ、何するのよ!」


叩かれたのが受け入れられなかったのか女は喚く。


「あ?」

「っ」


しかし、マリモの睨みに口を閉ざした。


「廉、女の子に手あげたらダメだよ」

「こいつら一度痛め付けられないとわかんねぇよ」


まぁ、そうだけどさぁ、と那祁は、四人を含め2-6の生徒に目を向ける。