ジキルハイド症候群




「まぁね~」


那祁は、にへらと笑うと蒼真に一枚の紙を渡した。


「その子達が主犯」

「……」


蒼真はザッと目を通した後、マリモに渡す。


「まぁでも皆同罪だよ」

「………」


マリモは、紙から手を話すと、グルリと教室を見渡す。
ヒラヒラと躍りながら落ちてきた紙には、数人の名前と顔が載っていた。


マリモは、集団の塊に近づいた。
ざわめきが大きくなる。
集団の前に立ってグルリと一人ひとりの顔を窺う。


「………お前とお前とお前とお前」


その中で四人の女子生徒を指差す。
その四人は紙に載っていた人達だった。


「え……」

「来い」


有無を言わせない低い声に女子生徒達は恐る恐る立ち上がる。


「………お前達だな?」

「っ」


四人は震え上がった。