ジキルハイド症候群




「………はい」

「双子みたいにそっくりだって有名よね」

「双子……ですか」

「見分けつかないもの」


書きながら、先生はあたしと茉里は双子のようだと言う。


(見分けつかない………)


やっぱり、あたし達は見分けつかない位に似ている……例え1日入れ替わっても気づかれることはないだろう。


「でも、話をしたら分かるかもね」

「話……?」

「妹さんはよく喋るらしいから」


明るくて、元気な子だって。


「そ、うですか………」

「あ、別に悪いって意味じゃ、」


弁解しようとした先生を大きな物音が遮る。


「ババア、黙れ」

「蒼真……」


椅子を蹴飛ばし、怒りに染まった瞳。
まっすぐ先生を睨んでいて流石の先生もたじろぐ。