「廉が恵里が屋上行ったって……」
「うん……?」
「本当に無事でよかった……」
お腹の底から息をはく蒼真。
なんで屋上に行ったら無事に繋がるの?
疑問は深まるばかりだ。
「蒼真ー、恵里ちゃん見つかった……見つかったみたいだね」
次いで暢気な声をあげながら上がってきたのは那祁。
あたしに抱きつく蒼真を見て、笑みを深める。
「那祁」
蒼真からはまともな回答が得られない。
助けを求めるように那祁に視線を向ければ、那祁は笑みを深くした。
「廉がね、恵里ちゃんが屋上に行ったけどいいのか?て言ってきたんだよ」
確かマリモが蒼真に言うって言ってたな。
だけどそれだけでここまで慌てるもの?


