「やっぱり!」
手を叩いて喜ぶ彼女に、あたしは目を見開いたまま見つめる。
「な、んで」
「だって有名だもの。双子じゃないのにそっくりな姉妹がいるって」
しかも飛びっきりの美女。
飛びっきりの美女は置いといて、あたしは一つ疑問に思う。
「あたしが、恵里の方だってどうして分かったの?」
蒼真達もそうだったけど、初対面であたしの名前を間違えないなんて………
すると、彼女はキョトンと瞬きを繰り返した。
「普通に分かるよ?」
「?」
「確かに妹さんとそっくりだけど、全く一緒じゃないもの」
顔だけだよ、似てるのは。
「顔だけ?」
「うん。はっきり言うと、あたし妹さん苦手なの」
人を見下している感じとか、手に入れたいものは手に入れなきゃ気がすまない、そんな強欲な雰囲気があるから。


